ドリブルや、個人プレーの能力が高く評価されているネイマール選手。
先日行われたパリSGでの復帰戦にて、オーバーヘッドキックでゴールを決め、チームに勝利をもたらしました!
6:14秒あたりからご覧ください!
素早い切り返し
サイドからボールが入ってきたときに、素早く反転し、オーバーヘッドで鋭いシュートを蹴り込んでいます。
今回はこのときの身体の使い方の秘訣についてお話します。
その秘訣は、運動中心にある
このネイマールの動きを可能にしているのは、運動中心にあります。
この運動中心が高い状態で動けていたため、
あの高さにあるボールをオーバーヘッドで蹴り込むことができたのです。
運動中心は、重心とも似ています。
例えば、相手から押されないように、重心を下げろ
というようなことを聞いたこともあるのではないでしょうか?
重心を下げる ≠ 腰を落とす
この重心を下げるというのは、腰を落として低くすることとは厳密には異なります。
逆も同じで、腰を高い位置にするから、重心が上がるということでもありません。
この運動中心は、身体を使うときの意識の使い方で操作できるものなのです。
運動中心の操作方法
この運動中心については、言葉で説明するよりも、
実際に身体で理解してもらった方が早く理解できます。
1. 現状確認
その場でジャンプし、なんとなくで良いので以下のようなことを感じてみてください。
- 現状のジャンプの高さ
- 飛びやすさ
- 滞空時間
2. 運動中心を下に持っていく方法
- ヘソから指4本下のところに手を当てて、そこに空気を入れて、背中まで膨らんでいくように息を吸ってください。
- 空気を入れて、膨らんだ状態をキープしたまま、息を吐きます。
- 1〜2 を5回繰り返したら、力を抜いてください。
上記の1〜3まで終わったら、ジャンプしてみてください。
現状確認の時より、重く感じたと思います。
3. 運動中心を上に持っていく方法
- 胸の前に手を当てて、そこに空気を入れて、背中まで膨らんでいくように息を吸ってください。
- 空気を入れて、膨らんだ状態をキープしたまま、息を吐きます。
- 1〜2 を5回繰り返したら、力を抜いてください。
上記の1〜3まで終わったら、同じようにジャンプしてみてください。
1〜3を丁寧にやっていれば、滞空時間が長く、より高くジャンプできるように感じるはずです。
スポーツの時は、基本となる運動中心が高い方が動きやすい
この最後にやった、運動中心が胸にある状態は、
素早い動きをするときに最適な状態といえます。
シュートを決めたときのネイマールは、運動中心を高い状態で動いたため、
あのような素早い切り返しからシュートを打つことができたのです。
低い運動中心の使い方
逆に接触が発生するプレーの際は、運動中心を腰のあたりに下げることで相手から押されづらい状態を作ることができます。
意識の使い方でも、パフォーマンスを向上させることができるのです。
皆さんも普段の運動で、運動中心を意識してみてくださいね(^^)
P.S.
腕立て伏せのやりやすさも、運動中心で変わります。
自宅にいる方はぜひ試してみてください!
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