軸のズレが、疲労を生んでいる
年齢による回復力以上に身体の疲労が溜まりやすくなってしまった原因は、長年の身体の使い方が原因で蓄積された固まった筋肉や、血流が悪くなったことが影響しています。
このように筋肉が固まったり、血流が悪くなってしまうのは、体軸という身体を支える軸がズレてしまうことが原因です。地球上にあるものは、必ず重力の影響を受けています。この重力に対して、一番負担のない身体の状態が体軸が通った姿勢なのです。
体軸は、真っ直ぐに立ったときに、下記のポイントを通っています。
センター(体軸)について
『センター・体軸・正中線』高岡英夫 著 から引用
- 内くるぶしの真下
- 内くるぶし
- 膝裏 (横から見たときに、後ろから 1/3 あたりを通るポイント)
- 会陰 (肛門から5mm前にある筋肉)
- 背骨の前側
- 頸椎1番 (背骨の1番上で、頭蓋骨とつながっている)
- 百会 (頭の頂点にあるツボ)
上図のように、軸が通るポイントは重心と同じ場所を通ります。この体軸が重力とズレていくと、その身体を支えるために一部分に負担が大きくかかるようになり、負担がかかった筋肉が固まりはじめ姿勢を歪めていき、肩こりや腰痛に繋がっていくのです。
次回は、その重力に対しての人間の身体がどのように進化したかを書いていきます。
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